My BECHSTEIN

ベヒシュタインと音楽と日々のこと、あれこれ

2005年05月

f0b35772.jpeg今日は久々に音楽ネタを。
以前ご紹介した、ホルヘ・ボレットのラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番のCD。ジャケットを載せてなかったのと、私の最も好きなCDなので、再度登場頂いた。
このジャケット、クラシックにありがちな演奏者の写真つきの格調高げなものに比べると、かなりくだけた感じ。でもCDを聴くと、この絵はとても合っているように思える。他のピアニストのラフマニノフも聴いてみたけれど、ボレットの演奏は群を抜いてロマンティックに聴こえたから。
あっ・・・今気づいたんだけど、ボレットってこの演奏した当時は既にお爺さん。演奏しているを映像を見て結構ショックを受けたことを思い出した。見かけもさることながら、まるで禅僧のように微動だにせず弾いている。こんなお爺さんがこんなに渋い顔して、なんでこんなにロマンティックに弾けるの?!ちょっとギャップが大きすぎ。だから、写真入りでないジャケットにしたのかな?

ブログを始めて、まっさきに突き当たったよく分からない用語「トラックバック」。
用語解説を色々読んでみたけどイマイチ意味が分からない。あれこれ調べて、要はやってみるのが一番早いよね、ってことで、娘のブログにトラックバックをつけてみた。
それが先日の「ちょっと休憩」の記事。実際にやってみて、要するに記事を引用したら相手に自動的に連絡が行く仕組みなんだ、ってやっと理解した。そして、昨日もまた娘のブログにトラックバックをつけてみた。反対のパターン(娘が私にトラックバックをつける)も親の権限で勝手にやっちゃおうかな〜、なんて思ったり。
しかし、これではまるで近親交配だ(^_^;)。こんなことばっかりしてないで、早いこと新しいブログ友達を見つけなければ・・・。

今週末は娘のブログの今後について家族で話し合った。
娘のブログで27日にアップした「ピーコ」について、「テニスをしているところも見せてね」とコメントをもらったことがきっかけで「シリーズにしよう」と盛り上がった。テニス以外のスポーツをやらせてみたり、ストーリー仕立てにしても面白いかも・・・とまあ、あれこれ家族で考えるのは楽しかった。
一方私の方は、先日友達から「ベヒの音が聴けるようにならないの?」とメールをもらっている。実はこのブログ、その構想を持って立ち上げ、体制もできてるんだけど、ご存知の通り現在はベヒとの悪戦苦闘の真っ只中。こちらの実現は当分先の話になりそうだなあ〜。

先日の『タッチのこと』という書き込みについて、主人とのやりとりした。
主人曰く「何でこんなに難しいピアノをわざわざ弾こうと思うのかが伝わらない」とのこと。「苦労した分、すごい綺麗な音が出るって書いたじゃん・・・(-"-)」と少し逆ギレ気味に答えた。主人に言わせると、書いてあることは分かるけどイマイチ説得力に欠けるんだそう。
ふむ〜、きっと下手な弾き手の立場でベヒこと書いてるから、「ただただ難しいピアノ」ってことになっちゃうんだろうなあ。
例えば、私にとっては指のタッチの良し悪しがバッチリ分かってしまうベヒの難しい一面も、上手な人にとっては「指先の繊細なニュアンスが見事に表現できる素晴らしいピアノ」ってことだろうし。。。
ということで、まだそういう境地には達してないけど、このピアノでなければ表現できない世界を感じさせてくれるから、苦労してでもこのピアノが弾きたいって思うかな。

7a841fd9.JPG一昨日と昨日、2日連続で少し重い書き込みをしたので、今日はちょっと休憩。少しゆる〜い気分になりたいな・・・ってことで、娘のゆる〜い絵を貼り付けてみた。
娘はお絵描き大好きな小学3年生。パソコンでしょっちゅう絵を描いているので、このブログと一緒に娘のお絵描きブログも立ち上げている。
最初は身内にだけ告知していたけれど、娘が頑張って毎日更新しているので、私もちょこっとステージママ気分で、娘のブログの広報活動に動き出したところ。お絵描きのコミュニティに作品を貼り付けたり、アドバイス依頼の書き込みをしたり、その気になれば、いろんなことができるのだな〜と只今勉強中。
一方自分のブログは・・・?というと、う〜ん、息切れしない自信がついたら広報活動しようかな(^^)。

昨日に続いて今日も、ベヒのタッチについて自分の好き勝手な感想を。
ベヒのタッチはハンマーが弦を叩く一瞬のポイントを捉えないと鳴らない感じ?・・・と昨日書いたけれど、お陰でボ〜っとして弾くと歯抜け演奏になってしまう。だから、ベヒを弾くときは10本の指の先に神経を集中し、このポイントを逃さないよう気合を入れる。けれど指が気合と集中に反応してくれないとどうしよもないから、結局、基礎ができてないと、かなり厳しい。(T_T)
そんな訳で、今はひたすら平日は基礎練習、土日は美しい音を響かすことに神経を集中する。気難しいピアノって感じだけれど、苦労する分、めったにないけど綺麗な音で弾けたときの満足感は格別。なにせ本当に素晴らしい響きなので。。。
以上が、現段階で自分が感じているタッチの話でした。ちゃんちゃん。

今日はようやくベヒの難しさについての書き込み。一番肝心な話なのに、あれこれ考えていたら随分時間が過ぎてしまったような・・・。
ということで本題。ベヒを弾きこなす上で、最も難しいことと言えば、何よりもその独特のタッチだと思う。構造的な説明はユーロピアノにお任せして、感覚的な感想を言うと、これまで弾いていた多くのピアノは鍵盤に触れればまず音が鳴る。けれどベヒは鍵盤の押し始めから下に届くまでの途中にハンマーが弦を叩くポイントがあって、その一瞬のタイミングをしっかり捉えないと、音が鳴らないか響きのない音になる・・・感じ?。その上、1つ1つの音がはっきり聞こえるので、粒が揃わなかったり鳴らない音あるとしっかり目立つ。グランタッチなら指が鍵盤に触ればそれなりに曲になるのに、ベヒで弾くと本当にトホホ・・・。
かくして悪戦苦闘の日々が始まった訳です。続きはまた明日。

33497113.jpeg「戦場のピアニスト」ネタからずっと引っ張っているショパンのバラード第1番。すっかり魅了され譜読みを始めた頃、主人がこのCDを探してきてくれた。実はツィマーマンって人、全く知らなかったのだけれど、強烈に上手いピアニストらしい。そしてCDを聴いて納得!全く破綻のない演奏、その上しっかり心にくるものがある。おまけになかなかのイケメン?・・・ということで、このCDは私のお気に入りの1枚となった。

3d0fdcb8.jpeg会社の人の薦めで、お昼休みにグランマ・モーゼス展を観に行ってきた。
30分しかなくて、慌しく会場を回ったけれど、わざわざ行ってよかったと思うほど、心が和む絵ばかりだった。この人70歳で絵を描き始めて80歳で初めて個展を開いたのだそう。彼女のことはあまり詳しく知らないけれど、肩肘張った感じがしないのに、個がにじみ出てきているような・・・なんだかいいな〜。ピアノも歌もそういう風になりたいかな。

5d84a33e.jpg今年に入ってボーカルを習っている。
月1回のお気楽レッスンなんだけど、とは言えピアノの合間に発声や歌の練習、歌詞の訳などそれなりに忙しい。今歌っているのはボサノバの名曲「イパネマの娘」。夏に向かって、歌っているだけで南国の青い空とビーチが脳裏に浮かぶ。
ということで、この週末はベヒで「イパネマの娘」の弾き歌いを練習している。ベヒって低音の重厚な響きがすごいので、この音でボサノバを弾くとなんとも妙な感じ。格調高いボサノバ?重厚感のあるボサノバ?
それにしても本当にうちのベヒはなんでもアリだ。そういや、少し前にファイターズ讃歌(北海道日本ハムファイターズ応援歌)も弾いたっけ・・・。
*写真は4年前にハワイで撮影したもの。

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